社員証をかざして重みのあるドアを開けようとすると、いつもより軽くて視線をあげると大きな手が後ろからドアを先に開けてくれていたことに気付いた。 イヤフォンを外して振り返ると見覚えのある人たらしな顔が驚いていて、思わず笑ってしまった。 「あれ?…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。