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フリーライターの吐きだめ

夜光貝

大きな機体が空に浮かび上がる瞬間、なんとなくお尻のあたりがひゅんと寒くなるような感覚がして、わたしはあれがすきだ。タワーオブテラーが落ちるときみたいな、スプラッシュマウンテンが落ちるときみたいなあれ。

1月末から羽田空港から石川へ、石川から沖縄へ、そしてようやくまた東京へと戻ってきた。始めての石川は思っていたより寒くなかったし、久しぶりの沖縄は思っていたより暑くなかった。

どちらの旅先にも日本人よりマスク姿の中国人が多くて、どこにいても中国語が聞こえてくるから変な感じだった。それから、そういう場所のトイレにいくと案の定、便座に黒い足跡が付いてて最悪だった。(知らない人は中国のトイレ事情をよかったらググってくれ、ここは日本、郷に従え)マナーはまじで大事だぞ。

温度差が15度くらいあるもんだから、体調はギリギリ。風邪をうつされて耐えられるほどの体力がなく、喉が無事に死亡。沖縄2日目には咳をし過ぎて吐きそうになる。

今回、石川では彼の仕事仲間のお誕生日だったからみんなでお祝いをした。6:1の完全アウェーだったけど、小学4年女児の心を掴み優勝。カードキャプターサクラが好きみたいです。ふたりでグーグルアースを使い、パリのディズニーランドとカリフォルニアのディズニーランドへお出掛けした。(お城の色がピンクで可愛いねとかそういう話を永遠とする)

沖縄ではブログの執筆と観光客に紛れて国際通りで食べ歩きをした。ホテルに帰るまでの道のりで貝から真珠を取り出す体験(500円)をした。想像以上におもしろくてテンションがあがった。真珠ってまるくてかわいい。

最終日はホテルのバーでデザートみたいなピニャコラーダを飲んだ。「なんだかんだこういうところに来るの久しぶりだよね」と話す人とは顔が似てきているらしい。クタクタの私と比べてバリバリ仕事をするこの人は体力のレベルが違う。この人はいつも、いつも私に優しい。

羽田までの飛行機は、オリンピックに向けて東京を旋回してから着陸する限定の帰路が試されているらしく、今は窓からスカイツリーが見える。

愛すべき街、東京。きっともうすぐ、さよなら。