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フリーライターの吐きだめ

前髪

自分で切っちゃだめなのに目先のデートに目が眩んで切ってしまうのは女子あるあるかもしれない。少しの寝不足でネイルを新調して、いつもより少し良いパックをして、決戦に備える。

最近、出身を答えると驚かれることが増えた。私は生まれも育ちも京都で、両親も祖父母もみんな京都で生まれ育った根っからの京都人なのだけど、5年目となるとさすがに自然と標準語が出てくるようになったからかもしれない。ただ、「関西のどこ?」と聞かれて「京都です、腹黒いんです」と答えると妙に納得されるのだけは納得できない!

それでも地元の友人から電話がかかってくれば、関西弁でしか話せなくなるし、本気で酔っ払ったときは相手に伝わっているか関係無しに関西弁で話し続けてしまう。

そうして話したあとはなんとなく心が軽くなった気がして、普段は頭を使って標準語を話してることに気が付く。トータス松本さんが関西弁は英語だと思えと言っていたけど、それって本当に大正解だな。無意識下でストッパーがかかってるんだもん、そりゃあ疲れるわ。

この間、登戸で美味しい貝を食べに行ったとき「一昨日」のことを「おとつい」と言ってしまってて驚かれた。他にも「電柱」のことは「でんしんぼう」と言ってしまうし、「蚊に刺された」ことを「蚊に噛まれた」と言ってしまう。私の中の普通はあくまで私限定で周りすべてに通用しないことを痛感して、震える。

常識や意識に捉われることなく、思い煩うことなく、たまには特別扱いされながら、強くしなやかに私生きていきたいだけ。