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フリーライターの吐きだめ

牡蠣と大工

今日は朝から酷い夢をみた。小学校の頃の親友が自殺する夢だ。入学式の日、名簿順で並んだ座席の隣に真っ赤なドレスを着たお人形さんみたいな可愛いその子がいて、すぐに仲良くなった。たしか入学式当日にその子の家に遊びに行くことになって、そしたらご近所さんだということが判明して毎日のように遊ぶようになった。人見知りなその子と誰とでも話すわたしと、何もかもが正反対だったけどいっしょにいる時間は本当に楽しくて、わたしたちはいつも一緒だった。学力だけは同じだったから、中学受験で受けた学校も同じでお互い無事に合格をした。中学に上がってからは今までとは比にならないくらい交友関係が広まったし、何よりゼロからのスタートだからわたしは楽しくてたまらなかった。真逆の性格のその子はきっと不安で仕方がなかったんだろうな、段々と学校に来なくなっていつのまにかわたしの隣から居なくなった。わたしひとりごときの存在が彼女の人生に大きく関わってると思うことは傲慢な考えかもしれない。けど、なんとなく責任を感じてしまうのは彼女にしてあげられることがきっともっとあっただろうなと思うからだ。もし何かのきっかけで彼女がこの文章をみることがあれば、わたしはあなたの幸せだけをいつまでも祈ってるとそれだけを伝えたい。

多くの人は悲しみとともに生きていく。悲しみは思い出と同じで消えることはないけど、時間が経つと思い出せなくなっていく。それを傷が癒えたとかそういう言い方をすることもあるけど、それじゃあ悲しみが全くの悪者みたいだからそれは違うと思う。悲しみはつらいだけじゃない、悲しみをきっかけに自分を見つめ直したり現在を噛み締めたりすることができたりする。「なんだかんだまほちゃんは真面目だからね」と落ち込むわたしを抱きしめられてささくれた心が少しずつ滑らかになった。

職場には今日も不審な電話があったみたいで気味が悪い。いつか本当に刺されるかもなと他人事みたいに思う。でもやっぱりまだ死にたくないな。iPhoneのナイトシフトみたいに指を動かすだけで他人からはムキムキの屈強な男に見えたらいいのにな。しばらくの間、夜はイヤフォンを外して帰ることにしよう。

やさしい人は今日は午前様らしく、ひとりの夜だ。とはいえ、わたしの食べたいものリクエストのローストビーフ(牛ブロックがなかったらしく豚ブロックに変更されていた)と南瓜の煮付けが用意されていて確かで大きな愛に少しだけ泣きそうになった。ローストポーク用にと冷蔵庫に入れてあったタレは辛味がある、でもきっとこの辛味もわたしが辛いのがだめなのを知って調整してくれたんだろうな。柔らかくて香ばしくて旨味がある、油っぽくないからお腹が疲れない。南瓜の煮付けは醤油の味が強い、おかずとして正解の味だ。でも、正直いうと南瓜の煮付けはもっと甘いのがすきだ。ねっとりほくっと甘い南瓜の煮付けがわたしの好物。まあ

、そもそも家には砂糖がないし、仮にあったとしてもきっと甘い南瓜の煮付けなんて作ってくれない。(そんなもの食べちゃいけませんとたしなめられることでしょう)

シャワーを浴びた後はネイルを落とす。狙っていたブランドの新しいネイルが買えて早速塗ってみたら想像以上に可愛くて大満足。ミントグリーンの指先はわたしが最近目を惹かれてばかりな色。ちなみに大学生の頃から憧れて続けてるのはCHANELの#491、ローズコンフィダンシエルという綺麗なピンク色のネイルだ。だいすきな色合いだけど、似合う自信がなくて手を出さずにいる。

明日は楽しみにしていたお花見、天気は良いみたいだけど強い風が吹くみたい。いっきに散らないといいな。