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フリーライターの吐きだめ

夜明け前

とくに書きたいこともないなと思って、それをツイートしようかと思って、でもやめて久しぶりにはてなブログにきた。明日から天気が崩れるみたいだからとベランダに干したベッドシーツを取り込んで、新調したエアリズムのシーツを掛ける。この前の感謝祭で手に入れたグレー色のリネンたちは想像よりもずっと高級感があって化学繊維独特の肌触りを除いてまあまあ気に入った。ついでに取り込んだ洗濯物をクローゼットに戻そうとした時、ラインの不在着信に気付く。掛け直すと思っていたよりも元気な声が聞こえてひとまず安心、もっと参ってるかと思ってた。連絡くれないから俺からしちゃったよなんて言われても以前よりも浮き足立たない。ちゃんと考えてたけど連絡してなかったんだよなんて応えながら、距離感ってやっぱり程々が良いなと思う。私からの連絡がいちばん嬉しいなんてそんなこと言うキャラだっけ、余裕が出てきたから言えるんだろうな、そうじゃなきゃこの人は自分が何より大事だもんな。荒んでる訳じゃない、ただ少し冷めてその人のことがよく分かるだけ。言葉と行動とで溢れるほど愛でてくれるあの人とも、夜更けにならないと本音を話せないあの人とも、ただひたすらに見守って味方でいてくれるあの人とも仲良くいよう。ああ、昨夜の花火がもう随分と昔のことみたいに感じてしまう。湿度が高くて潮の香りが随分と濃かった。少し湿気った手持ち花火、嬉しそうにわたしの写真を撮るその人のことを思い出すと胸が締め付けられる。去年の秋、店頭で花火を見なくなった頃くらいか、冬に花火がしたいと話す私に、じゃあ冬に花火しようよと笑ってくれたのもその人だった。令和三年、時代は移り変われども大事な人がひとりじゃなきゃいけないのは今のところ決定事項らしくて、社会不適合者の私からするとなかなか難しいことを言いますねという感じ。結局のところ、自分がどうしたいのか分からないし、愛される覚悟も足りません。